モニターレポート

手芸のオリムパス モニターレポートページです。モニター企画当選者の皆様からいただいた、レポートをご紹介しております。

天井朱枇様

・作品について:オリジナル

・感想、チャームポイントなど
【チャームポイント】
・ボスニアンクロッシェ専用編み針(フラットフック)を使った編み地。
・かぎ針で鎖編みを作りウッドビーズを使って作成したアジャスター。

【感想】
メイクメイクソックス毛糸と編みつけソールの相性は悪い。
メイクメイクソックス→ソックスや手袋などの小物の作成をする方が適している。
編みつけソール→並太毛糸で編んだ方がしっかりした作りになる。

【理由】
・メイクメイクソックス毛糸はその名の通りソックス作成用に作られているので、糸じたいが手紡ぎ風の甘よりで、太さも中細~合太ぐらい。
短所:毛足が絡みやすく編み直したいときにほどくのが大変。
長所:肌触りが良い。
なので、ソックスや手袋などの小物の作成の方が毛糸の良さがいきる。

・編みつけソール
短所
1.つま先とかかと部分の編みつけ位置が、立体的に立ち上がっているのに対し両側の側面は平坦。
2.ソールの編みつけ穴のあいている位置もバランスが悪い。つま先とかかと部分および両側の穴の位置が同じなので、つま先とかかとの部分だけ編みつけ穴が見えてしまう。
3.細目の毛糸で編む時、毛糸の太さに対してソールの穴が多き過ぎる。
4.フエルトの表地とボアの裏地との間に、底板などの芯になる材質が入っていないので、柔らかい。
5.サイズが23㎝とありましたが、実際に足の大きさ23㎝の私が靴下二枚重ねばきしてもかなり余る位、サイズが大きい。24㎝位はあるのではないでしょうか。

長所:他社製品と違いソールの底部分に編みつけ穴が空いていない。

改良点
1.つま先とかかと部分の編みつけ穴の位置をもう少し
、底に近い位置であける。
2.つま先とかかと部分だけでなく、両側も編みつけ位置を立ち上げて、全体に立体的にする。
3.(細目の毛糸用には)表地と裏地の間に底板(芯材)を入れてしっかりさせる。
4.(細目の毛糸用には) 編みつけ穴を小さめにする。


今回使ったメイクメイクソックス毛糸などの糸の場合、横の編みつけ位置が平坦なのでソールも編み地も横に広がってしまい立体的になりずらい。
なので、並太程度の毛糸で編んだ方がしっかりとした作りになります。

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